日本のプロサッカー「Jリーグ」

日本を含めた世界中でサッカー人気は非常に高く、その競技人口も増えています。サッカーと言えばW杯が有名で、日本代表も5大会連続出場していますが、その代表選手には国内のプロサッカーリーグであるJリーグで活躍している選手も数多くいます。現在はスペインやドイツなど欧州トップリーグで活躍している香川真司選手や乾貴士選手、前代表キャプテンの長谷部誠選手といった代表の中心を担ってきた選手たちも、皆Jリーグでの活躍が認められ海外移籍を実現させました。

サッカーボール

そんなリーグの特徴は、何と言っても実力が拮抗しているという点にあります。今季の残留争いに見える混沌さは、その象徴だと言えます。シーズン終盤に入った現在でも自動降格が決定したチームが一つもなく、それどころか数字上は13チームに降格の可能性があるのです。今シーズンから日本でプレーすることになった元スペイン代表のアンドレア・イニエスタやフェルナンド・トーレスといった世界的に見ても超一流の選手がいるチームでさえ、降格する危険があります。これは各クラブの実力が肉薄しており、毎試合どのチームが勝ってもおかしくないために起こります。連敗を喫すれば3つ程順位を落とすことも少なくありません。このことは優勝争いにも言えます。実際、バルセロナやレアル・マドリードの二強であるリーガ・エスパニョーラやバイエルン・ミュンヘンが圧倒的な強さを見せるブンデスリーガ、ユヴェントスが7連覇を成し遂げるセリエAなどに比べ、JリーグではJ1のどのチームにも優勝の可能性があります。同じくJ2やJ3といった下部リーグにおいても実力が拮抗しているため、どこチームにでもJ1昇格の可能性があります。

現在は世界の超一流プレイヤーがプレーすることも多くなり、世界的にも注目を浴びているリーグだと言えます。