サッカー オリンピックの花形種目

サッカーボール

オリンピックのサッカー種目とは、各国のフル代表チームが参加するわけではありません。

予選に関しては年齢制限のある代表チームで臨む形となり、大会本番のみ24歳以上の各国トップ選手を3人まで登録させる事が出来ます。他の種目に関しては年齢制限が存在せず幅広い世代の選手が参加できる一方で、基本的に23歳以下の選手しか出場できないのは注目を集める上で不利な状況です。

しかし、世界のスポーツ界におけるサッカーの人気とは突出しているほか23歳以下の世代でも世界のトッププレーヤーとして活躍している選手が多数存在します。さらにブラジル・アルゼンチンをはじめとした南米勢、日本などアジア勢はオーバーエイジ枠の活用にも積極的で、毎回フル代表の中心的選手を派遣します。

例えば、1996年のアトランタ五輪からサッカー種目においてオーバーエイジ枠が設けられた時、サッカー王国のブラジルはいきなり豪華な3人を招集しました。
具体的には1994年のW杯優勝メンバーのベベトとアウダイール、そして当時成長著しかったリバウドの3人です。ブラジルがトップ選手3人を送り込んだ事でアトランタ大会のサッカー種目はかつてないほど高い注目を集めました。
そんな中で、当時ワールドカップに一度も出た事がなかった日本が1次リーグにてブラジルを下すという快挙を達成し、この件は世界中で大きく報道されます。

23歳以下のスターに加えてオーバーエイジ選手が加わった五輪代表チームはかなり豪華であるため、ワールドカップ同様にサッカー種目は極めて高い注目を浴びます。