日本サッカー界を支える三浦知良

魅せるサッカー

キング・カズの異名を持ち、2018年6月現在今なおサッカーのプロリーグで世界最年長選手としてプレーをし続ける三浦知良選手は1967年生まれです。高校一年生の時に高校を中退し、単身でブラジルにサッカー修行に向かったことは有名なエピソードでしょう。1990年、Jリーグ発足が具体化してきたため、日本に帰国しました。川崎ヴェルディでラモス瑠偉や武田修宏などと一緒にプレイし、Jリーグを盛り立てました。特にゴールを決めた後のカズ・ダンスのパフォーマンスは話題になり、JリーグのMVPやアジア年間最優秀選手賞も獲得しています。また、ダンディズムを貫くプライベートもよく知られています。

三浦知良選手は1993年のドーハの悲劇、1998年のスイス合宿からの日本代表落選帰国で、残念ながらワールドカップの出場経験がありません。日本サッカー界をここまで引き上げたカズですが、これは皮肉なことでしょう。しかし、本人はマスコミの前でも苦言を呈さず「魂は向こうにおいてきた」と発言し、ファンはさらに敬愛を深めました。2012年には日本代表としてフットサルのワールドカップに出場しました。

三浦知良選手は「何歳まで現役を続けるつもりか」という質問に対して、「還暦かな」と答えています。できる限りプレーを続けて中高年に希望を与えてほしいものです。